DIARY
日々のこと
2016年10月17日
皮から革へ
先日浅草で開催されていたa-roundさん主催の「革ができるまで」の工場見学会に参加してきました。
東京では豚革を取扱う工場が墨田区に集中してます。
浅草からバスで墨田区へ移動し福島化学工業さんへ。
ここはタンナーさんと呼ばれ、鞣しという加工を施し、皮から革にするための加工を行っています。
腐食防止で塩漬けにする、薬品を加えて柔らかくする、薬品を抜く、厚さを均等にするために毛が付いていた側と肉が付いていた側に割く、染色する等、非常に手間が掛かります。
革として使用できない部分はコラーゲン等に使用し、無駄なく活用されています。
日本の豚皮はクオリティが高いため、海外へ輸出もされているそうです。
先日革を扱う機会があったので革について調べていたところ、今回の企画を発見し参加させていただきました。水や薬品も使うし、想像していたよりも手作業も多い大変な仕事です。
案内していただいた社長さんが誇りを持ち仕事に取り組まれていらっしゃる事が、丁寧に説明してくださる姿勢からひしひしと伝わってきました。
生きていたものの恵みを得ているんだという事をしっかりと認識し、自分の製品に繁栄させていきたいです。