DIARY
日々のこと
2016年10月23日
木挽職人
木場公園で行われていた、木と暮らしのふれあい展を見学に。
天気が良く、とても気持ちの良い1日でした。
お目当は木挽職人さんの実演。
木挽(こびき)というのは丸太を大鋸(おが)と呼ばれる、文字通り大きな鋸で丸太を板に挽いていく職業です。どこを挽くと良い木目の板が取れるのかを見極める目も必要です。
木挽の実演コーナーで話を伺ってみると、東京で木挽を行っている職人さんは、お一人だけ。木挽に使用する大鋸(おが)という道具は今では製作する人がいないので、親方から頂いた物を使用しているそうです。
親方の林以一さんは、残念ながら最近亡くなってしまったとの事。林さんは本も出されていて、私も拝読しました。
丸太を挽くので、かなりの力が必要なのかと思っていましたが、非常に軽く挽いていました。小さな子供も木挽体験できるくらい、力を入れなくても良いようです。それだけ道具の仕立が良いという事ですね。
挽いていた丸太は楠。おが屑から良い香りがしていました。