先日、木材塗装研究会主催の木材塗装基礎講座を受講してきました。

以前塗装をお願いした西崎工芸様より講座をご紹介いただき、参加することになったのですが、当工房では特殊な仕上げをしているわけではなく、普段はオイルフィニッシュと呼ばれる塗装を採用しております。

特殊な塗装を今までしてこなかったので、基本的な知識をひと通り知ることができたのは、とても貴重な機会となりました。

これから自分で試してみたい塗装があるんです。
それは墨を使用した塗装と鉄媒染。

なんで墨かっていうと
ある美術館で掛軸を見ていた時に隣にいた人がボソッと「墨って劣化しないんだよな」って言ったんです。へ〜って聞いていたんですが、その後ずっと気になっていて劣化しない墨をうまく木に塗料として利用できたら、何か良い作用があるかもって思ったんです。

鉄媒染ってなに
木がもともと持っているタンニン成分を活かしてあげる方法。
お酢に釘を入れて作った液体を、タンニンと反応させて黒色にするんです。
黒の濃さも木酢液を使うことで更に濃くできる等々、色々とありそうなのでこちらも試してみたいと思います。

この結果はまた報告します。