DIARY
日々のこと
2016年11月22日
二人の巨匠
先日イタリア文化会館にて開催されていた「ギアンダ工房とヒノキ工芸」の展示会へ。
木工会のイタリアの巨匠 故ピエルルイジ・ギアンダ氏と日本の巨匠戸沢忠蔵氏の精緻に製作された木工品の展示会です。
会場構成は建築家のミケーレ・デ・ルッキ氏。
作品が主役になるようなシンプルな会場構成。
戸沢氏が会場にいらっしゃり、製作時の話や、デザイナーさんにはできないであろう職人ならではの発想等を交えた話を伺う事ができました。
木を活かすための話は私も感じていたこととも近く、私の考えは間違っていないと嬉しく思いました。
「年相応のものを作ろうとしない」「工芸品と同じ技術で大きなものを作る」とおっしゃっていた事も印象的でした。
帰る際に、展示されていた竹丸皿を製作してお見せするという課題を頂戴しました。イメージはできているがうまくいくか。まあ、難しく考える必要はないのです。できるまでやれば良い、ただそれだけのこと。
贅沢な時間をありがとうございました。