にちようひん

DIARY

日々のこと

2020年4月16日

保育園

埼玉県志木市の新たな複合施設shikismに入る保育園へ、家具の納品に行ってきました。

設計は鈴木奈緒さん。マーケットについての書籍を出されていて、ご自分もマーケットの主催をされています。様々な地域からのご相談もあるとのことで、色々な地域の活性化にご尽力されています。

今回は空間を家具を中心に構築するというコンセプトのもと、プロダクトデザイナーの上田孝明さんが家具の計画をされています。

曲線を多く用いられた家具で構成され、空間がとても豊かに感じます。子供達はここで良い体験をたくさんするんだろうな。

今回の家具はかなり大きな部類に入るため、色々な方々にお手伝いいただき無事納品することができました。

曲線の板は、昨年夏に私の地元の千葉県香取市で出会った、NCというデジタル制御の機械を持っている方に相談をして加工をしていただきました。初回の取引ということもありスムーズにいかない点もありましたが、なんとか形にしていただきました。

家具の点数も多く弊社だけでは製作しきれないこともあり、銚子の木工所に相談して製作していただきました。

納品の現場では家具の転倒防止のため、建物自体の躯体と家具を突っ張るために既存の天井を開口し、突っ張り棒を設置しました。(既存の天井は突っ張り強度が出せないため)また、棚板の垂れ防止のために躯体からワイヤーを吊るしています。施工前は想像ができていたのですが、実際に現場で対応できるかどうかは行ってみるまでわからなかったため無事に施工できて安心しました。

今回は構造において初の試みや、新規のお取引先の開拓など初めてづくしのこともありましたが、今後につながるとても実りの多い仕事となりました。

このような恵まれた機会をいただけて感謝致します。

NC加工後