DIARY
日々のこと
2016年11月1日
香取杉
香取杉 はじめて聞かれる方も多いと思います。
千葉県香取市で採れる杉で、晩材が細かく、赤身の色が濃く、古木になるにつれて紫がかった紫紅(しこう)色になるという特徴があります。
木目には2種類あります。
【早材】春から夏に育つ色の薄い木目
【晩材】夏から秋に育つ色の濃い木目
晩材がある程度よく締まり、密度が高い木は強度があるとされています。
香取杉はこの条件に当てはまる良木と言えます。
お客様から杉のお問い合わせをいただいていた事もあり、香取杉の視察に行ってきました。
香取市の香取市木材協同組合の理事長の亀村木材さんへ伺い、香取杉についてご教授いただきました。
昔から自生している種類で、他地方から植林した種類は病気(溝腐れ)になってしまっても、隣に生えている香取杉は健やかに育つそう、土地に合っているので健やかで強いのでしょうね。地元の林業関係の方は香取杉と他の杉を、生えている姿で見分けられるそうです。
産地も限られてくるので、トレーサビリティも対応できるのではと思いました。どうせ使うなら健やかな杉を使用したいものです。
魅力のある香取杉の普及に、協力させていただきたいと思いました。